The Life and Suffering of Sir Brante

人の運命は生まれながらにして定められ、その運命は実在する神々によって掌握されている…そんな冷徹な世界を舞台にしたストーリー性の高いRPG。生涯の旅に出て、自らの運命を作り上げよう。裁判官や尋問官になるのか、それとも旧体制に陰謀を企てるのか?運命を決めるのは自分だけ!
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非常に好評 · 9,511件
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非常に好評
9,511件
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プレイ時間 65時間
おすすめ
ローファンタジーフランス革命シミュレーター。
フランスの中世~近世身分制社会をモチーフに、家族・友人・職場・国家が複雑に絡み合い、物語は悲しくもどこか尊い。
この手のビジュアルノベルは世界観を作り込めば作り込むほど背景説明に説教じみたテキスト量でユーザーを忙殺させ勝ちだが、生まれたての赤子がその小さな手で届く社会範疇から順序だって説明していくことで、主人公の成長とともに世界を学んでいくプロット展開を実現している。
あなたは、ブランテ家の次男を操り「幼少期・思春期・青年期・平和な時間・反乱」の5つのパートを生き抜き(または途中で非業の死を遂げる)、誰もが羨む高貴な存在に登りつめることも下賤な者共を従え「YouはShock!」な世紀末世界をも作り出せる、無限の可能性を秘めた存在である。
■どーせ良くあるビジュアルノベルゲーだろう。そんなふうに思っていた時期が私にもありました。
弊職が最も気に入った点は、何よりも「家族愛」に重きを置いた点にある。
あなたは、この世界に降り立ちロット(宿命)と呼ばれる枷を嫌と言うほど学ばされることとなる。
そう、それは家族を通して・・・。
先述の通り、この世界はロットと呼ばれる枷により各々が模範的な振る舞いを求められており、そこから逸脱しようものなら激しく叱責され庇い立ては反抗として厳しく罰される。
本作では、その断絶がまさかの家族内においても存在し「祖父母・父・兄は高貴だが、母・姉・自分・弟は下賤な者共」とされ幾度も家族仲に暗い影を落とす。
主人公が祖父母・父・兄の願う家族繁栄を実現すれば価値観の乖離から母・姉は失望し、やがて精神的疲労から失意の家出や衰弱死を招く。
かといって母・姉・弟の願いに耳を傾け続ければ自分が目指すべきキャリアに傷がつき身をやつし、何者にも成れずに最後の刻をむかえることになる。
物語の軸となるブランテ家のパートでは、普段は母や姉を蔑む発言を繰り返す兄が、節々でママ大好きムーブをキメて姉の将来を考えて行動しようと暗躍していたり、自分のロットが低く毒づいてばかりで雰囲気を悪くしている姉が、実は家族内の不和から愛を感じることが出来ずもがき苦しみ新時代の自由を渇望しているなど、主人公の行動によって明らかになる裏心理が多く散りばめられている。
そんな不安定な家族を(何故か父ではなく)あなたが正しく導いてあげなければならない。
■終わりの時がやってきた。世界を正しく導くも滅ぼすもあなた次第。
本作は主人公が生まれてから死ぬまでを描いた自叙伝を追体験しているという設定であり、あなたは選択肢を通して家族やひいては国家とロットの存在を揺るがす反乱に巻き込まれていくこととなる。
つまるところ、これまで行ってきたカルマが反乱という最終ステージにおいて精算されるのだ。
助けようと奔走してきた人が、この反乱パートにおいてはちゃぶ台返しであっけなく死んでしまうこともザラにあり彼らを助けたいというその想いが本作を繰り返しプレイさせる原動力になるとも言える。
繰り返し死んでは戻り、愛してやまない人たちの明るい未来にたどり着く。
これぞ、死に戻り学習法である。
■新たな夜明け、あなたは何を想うか。
この複雑な社会情勢や人物の解像度を密々までを文書だけで描きあげる表現力は、分厚い歴史小説を読み終わったようなある種の達成感があった。
作中に出てくる人物はそれぞれに正義を胸抱いており、ルート毎にどの角度から見るかで映り方が変わってくるのも非常に素晴らしい。
まさに“我々の大義は正義!”
激動の時代において指導者視点で描かれる作品はあれど、一般市民に徹することが出来る本作は珍しいと思えた。
次回作の制作も進んでいるようなので、大いに期待して発売を待ちたい。
2025/1/2116人が参考になった
プレイ時間 22時間
おすすめ
ゲームブックとかそういうのが好きな人向けのゲーム。日本語訳が追加されたことに加えて、セールということで購入した。タイトルに「Suffering(苦しみ)」とついているように、パラメーター管理のシビアさから、初周、予備知識なしに挑むと失敗するようにできていて、「苦しみ」を追体験するようになっているんだな、と感じた。あいつもこいつも文句を言うし、国は荒れていくので、全体として暗い雰囲気が漂うゲーム。
かっちりとした身分制の秩序があったり、3回までは死んでも復活できて4回目で「真の死」を迎える、エルフみたいな種族と人間がいて人間が被支配種族などのオリジナルな世界が魅力。主人公やその家族にしても、どういう顛末を迎えるのかわくわくしながら読み進められるし、ファンタジーの読み物としてそこそこおもしろい。
ゲーム時間について。「初めてゲームを最後までプレイするのに必要な時間は約20時間(!)」とゲーム説明にあるが、初周で貴族√のBADENDで約5時間ぐらいだったので、そこまで1周が長いわけではない。まぁ、3ルートあるみたいなので、全√をやりこんでだいたいそのぐらいか。
翻訳の質について。1ルートをプレイしてみて、軽微な誤字脱字、変換ミスをいくつか見つけたが、全体的に翻訳は自然で、満足のいく質だった。
不満点を挙げるなら、再読のときの面倒くささ。この手のシナリオ重視で物語が分岐していく読み物系のゲームに非常によくありがちな問題として、別のエンドに到達するために再びプレイするのがめんどう、という点があげられる。このゲームの場合は、「既読は選択肢までスキップ」というエ○ゲによくありがちな機能もなく、ページめくりのウェイトなどがあり、読み続けていくときにクリックすべき箇所が変わるのでクリッカーで放置もできず、再読がかったるい。
一応、その対策として、「一プレイ終了後にチャプターの頭まで戻る機能」はあるものの、それは問題を解決するに至っていない。なぜなら、グッドエンドを目指す際のパラメータ管理がシビアで章をまたぐものだからだ。4章や5章で良い結果に到達しようとしても、その章内でやりくりしてももう手遅れで初めからやり直さなければいけない。例えば、私の初回プレイでは、最初から姉や母との関係をないがしろにしていたら、その影響で4章での家庭崩壊は免れ得なかった。また、職業の分岐は3章ラストなのだが、各職業に必要なスキルがそれぞれ異なり、かつ、それまでの立ち回りで決まってしまうから、結局、どの職業のルートに進むにしても、特定の職業に必要なスキルを上げるために最初からやり直す必要がある、ということで、何にせよ最初からのやり直しが必要になる設計になっている。
マルチエンドの読み物なんだから、2周目、3周目を快適に読める工夫をしてほしかったなぁ、と思う。
ゲーム内のどこにも書いてないが、ページ送りがA,Dキーに対応しているので、矢印に合わせてクリックするよりそちらでページ送りした方が楽。
2025/1/58人が参考になった
プレイ時間 9時間
おすすめ
争いを止めない家族は何を選択しても人任せで文句ばかり
いざこざを解消する間に名誉も富も失われ肉親の死すら責任転嫁され
好感度が無関心の同僚から愛を告白され拒否も出来ず裁かれ
新しい信仰の解釈で家族や人々を解放しようと奔走して気付くのは
双神と並ぶ理不尽さに満ちた物語(ゲーム)の法則
少女や友人や信仰の為に捧げた私の命は何の意味もなかった
私の不幸は私の為に死んでくれる人がいなかったことなのだろう
世界は私の愛と善意をただ浪費した
神よ、私に来世を与えないで下さい
2025/7/217人が参考になった
プレイ時間 166時間
おすすめ
無慈悲な世界でのブランテ卿の一生を追うゲームブック
ステータスチェックが厳しいので人生シミュレーターとか言ってる場合ではない
仇におもねる不本意な選択も破滅するよりはマシである
などと思っていたプレイヤーが、プレイを繰り返すうちに
「平民の出自から世襲貴族の立場を得て、最高権力者の側近にまで成り上がってから
平民の反乱に加担して貴族の立場を投げ捨てる」
などとロックな人生を送れるようになるのでやはり人生シミュレーターなのかもしれない
世界観が波長に合えば何周でもできるぐらいの魅力がある
逆に合わなければリプレイ性は低そう
でも合えば本当に面白いです
2025/7/165人が参考になった
実況・プレイ動画(YouTube)
配信・アーカイブ(Twitch)
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