Time Flies
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プレイ時間 2時間
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ハエ人生シミュレータ。一匹のハエとなって飛び回り、制限時間内に各ステージごとに付された十個ほどのタスクもとい「死ぬ前にやりたいことリスト」をこなしていく。全4ステージ。
人生は短く、時間は飛ぶように過ぎていく。タイトルの『Time Flies』は日本語でいうところの「光陰矢のごとし」を意味する慣用句であるけれど、fly(飛ぶ)という単語は同時に名詞になればハエも指す。
くだらないダジャレといえばそれまでだ。実際ゲーム中のハエの寿命は異様に短い。だいたい60秒から80秒。幅があるのはゲーム開始時にプレイヤーが今居る国を選ばされて、その国の平均寿命に応じて制限時間が決まるからだ。たとえば、日本では84.5秒。つまり、これは単なるハエの話ではなく、人間の人生の話、ひいてはあなたの物語でもあるんですよ、という開発陣からの挑発的なメッセージなのか。
もちろん、天寿をまっとうできるハエばかりではない。各ステージには罠がしかけられている。ハエ取り紙や水溜まり、ろうそくの火。そういった危険物にふらふらと突っ込むと、あたら短い命をさらに縮めてしまうハメになるだろう。そんな危険をかいくぐってハエは人生を謳歌する。ギターを鳴らし、カネを集め、レコードを聴き、アートを嗜む。そういうふうに精いっぱい生きても、時間が来ると平等に死ぬ。ハエが死ぬと次のハエの人生が始まるのだが、前のハエがやったこと(解除したギミック)やそのハエの死骸は残る。プレイヤーに死を想わせることが本作の目的なのだとすれば、それは十二分に達成されているとみるべきだろう。
ゲームとしては『Minit』や『In Stars And TIme』に見られる短いループを繰り返して最適かつ効率的な行動ルートの洗練を目指す作品に、おなじくPanicのパブリッシングで出ている『Untitled Goose Game』のような動物いたずらものを合わせた印象といえばいいだろうか(あとコンセプト的にPS2の怪作『蚊』も思い出す)。もっとも、それらほどゲームプレイにメリハリがついているわけではない。全4ステージの構成は見た目こそ違えど感触はどれもにたりよったりで、白黒のシンプルなビジュアルと相まってやや無味乾燥な感がある。
アニメーションはそれなりに楽しいのだけれど、死に方は『Revanture』ほどには豊かでもバカバカしくもない。ただひたすらにあっけなく、そっけない。それが本作の伝えたいことでもあるのだろう。人生はそういうものだ、と。
総じてエンタメ的な体験を期待するとガッカリするかもしれない。
美術館に設置されたインタラクティブなインスタレーションにでも触る気持ちでやバレよいのだと思う。1700円はその入館料だ。
開発は『Plug & Play』や『Kids』などで知られるスイスのスタジオPlayables。主な開発者は Michael Frei と Raphaël Munoz のふたり。フレイのほうはPlayabelsの創業者でもある。
アートアニメーション出身であるフレイの作品は、これまでいずれもゲームというよりはインタラクティブアートに近かったわけだけれど、今回はいつもコンビを組んでいる Mario von Rickenbach ではなくムニョスをパートナーに選んでおり、フォン・リッケンバックは別に新作が待機している。ちょっとゲームっぽさが強まっているのは、パートナーチェンジの影響もあるか。
2025/8/213人が参考になった
プレイ時間 2時間
おすすめ
全ての実績を解除して1.8時間。アドベンチャーゲーム
シンプルで、そして綺麗な線の中で、ハエある生涯を送りました。
2025/8/410人が参考になった
プレイ時間 4時間
おすすめ
Steamキュレーターでも紹介 - Game-19XX
スクショ付レビュー(外部サイト) - note
タイトルの『Time Flies』、単純に訳すると「時は飛ぶように過ぎていく」で、時間が経つのは早いという意味。日本のことわざで言い換えれば「光陰矢のごとし」だ。
プレイヤーは1匹の「ハエ」、場所は家や美術館など限られた空間、できることは「飛ぶ」だけ、寿命は80秒余りとあまりに短い、その中で何ができるか?を問うゲーム。
自由で儚い
そんなハエでも、一生のうちに「やりたいこと」がたくさんある。
それは「やりたいことリスト」に書かれていて、内容は「本を読む」「誰かを笑わせる」「お金持ちになる」など。
ハエがどうやって?と思うが、部屋のどこかにある本の上を這う、どこかに隠れているお金を取るなど、どうすれば実現するか?を考えて探していく謎解きだ。
やりたいことは10項目ほど、短い一生のうちに全て実現すればクリアとなる。
やりたいことに限らず、時には酒を飲んで酔っ払い、テレビのチャンネルを変えて、ゲーム機でコントローラーを動かしてゲームをプレイなど様々なことができる。
それも、どこに行って何をするかも自由なので、どんな反応があるか探していくのも楽しい。
だがハエだけに、天井から落ちてくる水の雫に当たっただけで死ぬ。煌々と点っている電球に触れたら熱で死ぬ。ロウソクの炎に触れたら燃えながら死ぬ。時間が来たら電池が切れたように突然落下して寿命を全うする。
そんなあっけなく死ぬハエに対して、滑稽さと共に悲しさというか「儚さ」を感じる。
ハエなのか、人間なのか
ゲームの開始時は国を選択して、各国のハエになることもできる(表示言語はそのまま)。
国による違いは寿命。画面には「世界保健機構(WHO)の国ごとの平均寿命データ(年数)を参照」と書かれている通り、人間の平均寿命を元に1年=1秒として計算された数値だ。
日本の場合は84.6秒で、ゲーム中最も長い。つまり日本は世界一の長寿国という統計結果だ。
その限られた寿命の中で、やりたいことリストの項目を全て実現するには、常に次の行動を考えて効率的に動かないといけないので、自ずとコースが決まってくる。
更に、リストには「長生きして死ぬ」「孤独じゃない終わりを迎える」など、必ず「死に方」まで書かれている。
時間は有限、しかも数多くの制限がある中で、夢を叶えるにはストイックでないといけない、自由のようで束縛されているかのようだ。そして人間の寿命と同期した時間で死ぬ、その死に方まで理想を求めながら。
そこに、人間にも重なるところがあるような気がする。というより、これは人間の生き方そのものを描いていて、それを教えられているのかもしれない。ハエが死ぬ姿に儚さを感じるのは、そこに人間の姿を見ているのだろうか。
所詮は1匹のハエに過ぎないのに、そんなものに教えられるのかと、所詮は1人の人間に過ぎない私は思う。
「ゲーム」で感じ取る作品
デベロッパー「Playables」でMario von Rickenbach氏とMichael Frei氏により製作された、シュールな表現の作品『Plug & Play』『KIDS』『CARS』の3作は、操作できる映像作品「インタラクティブムービー」という位置づけで、ゲームとしての要素はほぼなかったが、本作は明らかに「ゲーム」だった。
インタラクティブムービーのように、見たり触れることで味わう作品とは全く異なる。本作はゲームによって「行動する」ことで感じ取る。
それが制作側の意図なのかもしれない。
2025/9/63人が参考になった
プレイ時間 1時間
おすすめ
コバエの数十秒しかない一生で、どれだけのことがやれるのかっていう寓話的ゲーム。
限られた時間でやれることを考えて、タスクをリストを埋めていくことで
先に進めるが、「一生でやれることってなんだろうね」って伝えることが主な気もする。
そんな意図はあるのかどうかではあるけど。
世界各国の平均寿命を選択するんだが、
南米のどこかの国の「平均寿命70.5歳」というがゲームプレイできる残り時間の秒数になる。
限られた秒数で、誰かの家、美術館の閉ざされたスペースを
飛び回ることがゲーム開始でできることのほとんど。
世界について何も知らない人がわけのわからないまま、何かを達成できたとも思えないまま死ぬみたいに、
序盤はたくさんのコバエがステージを探索する中で死んで行っちゃう。
多くのコバエが討ち死させながら、ステージ上の情報を知っていく中で、
ようやく限られた時間でタスクを埋める方法や流れがわかっていく。
自分は最初のステージで、17匹のコバエが人生でわずかなことしかできないまま死なせ、
18番目のコバエで、17匹のコバエが切り開いた「やれること」のすべてを満たした。
そこには、誰かが多くの経験を得た充実した人生を送っているように見えても、
実はその人だけの力でその経験が得られるんじゃなく、
多くの先達たちの切り開いた道に乗って、
そういう人生を得てるのかもしれないな、なんて思わせるゲームでもある。
そこまで大した意図はないかもだが。
2025/8/53人が参考になった
実況・プレイ動画(YouTube)
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