2025年3月27日
Cheese Moon
アドベンチャーインディーシングルプレイヤー

『チーズムーン』は、チーズになった月を可愛いウサギが探検するストーリーアドベンチャーゲーム。 凶暴なチーズやRTMKと書かれた謎のマシンと戦いながら月の裏に隠された巨大な陰謀を掘り出そう。 UFOに乗りクローンウサギを召喚して戦い、5つのワールドで計100ステージに挑め。
93
Steamレビュー
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プレイ時間 6時間
おすすめ
システム:アドベンチャーゲーム。基本的にノベルゲームに近く、プレイヤーが操作してマップ内を探索するというようなものは一切ない。ただし先に進む過程でバトル状のものが毎回発生するため、一緒に旅しているウサギたちを育成して戦力を高め、半放置に近い戦闘を毎回繰り返していくことになる(※ただ、ちまちま自分でやると大変なので、一部を除いて徹頭徹尾オートモードでやり過ごすことになるのではないだろうか)。大まかなチャプターは1~5まであり、そのチャプター内にさらに細かくステージがある。
グラフィック:パステル調の優しい色合いで描かれた2Dのドット。
あらすじ:チーズとなってしまった月では日夜ウサギたちがチーズ掘りの労働を強いられて働いている。ウサギたちを取り巻く環境は理不尽で厳しいものである。そんなある日、白いウサギである主人公はある日、黒いウサギと出会い、円盤に乗ってこの月の中を旅して周り、こんなひどいことをしている会社に乗り込もうと画策することになる。その中で主人公はいろいろなウサギたちとの出会いを繰り返し、仲間を増やしながら、この月の秘密を、自分たちの秘密を暴いていくことになるのだった。
+++
感想:主人公がとにかく心優しく真っすぐな性格をした気持ちのよいキャラクターで、内容はなかなかハードながらずっと穏やかにストーリーは展開するものとなっていた。ひどいことにはひどいと真正面から口にするし、理不尽に対してはちゃんと(嫌味な感じにはならない塩梅で)切り込む。他のウサギたちも個性的な面子揃いなので一部乱暴さを持つキャラクターも居るものの、主人公の空気感がそうさせるのか、そこにしても場の雰囲気は居心地がいいまま最後まで突っ走っていく。
物語の背景には「霊長類」と自ら冠するところの人間の傲慢さが徹底して貫かれていて、地球だけではなくて月をも我が物として無茶を働き、ウサギたちの命を軽んじ、その代償を食らってもなおその罪ある営みは止むことなく業を繰り返し続け、果ては(恐らく地球そのものごと)破壊するようなシステムすら生み出して、しかもそれを押す権限は月に避けて置いておくというようなことさえしている。吐き気を催す邪悪というやつである。なんで生きてんのである(ラストはシステムの機動選択を委ねられるけれども、主人公ならどうするかを優先して機動させなかったけれどもだ)。
月がチーズになったり、妙なチーズ状の化け物が跋扈してはウサギたちの安全を脅かすことになっているのももちろんそもそも人間のせいではあるのだけれども、ウサギたちにしてもかつての大きな事故のせいで人間の魂と混ざり合っただとか、果てしなく使いものにならなくなるまで月での労働を強いられ続ける無限にも等しい輪廻を繰り返しているだとか、動くチーズたちも人間の魂とチーズとが交ざり合ってしまっているからだとか(つまりそれをもはや人間としての意識自体は失っているウサギたち自身に屠らせ、地球への食糧として配送させている)、設定はとにかく見た目に反してグロテスクなSFをやっている。出来上がっている地獄の機構が無意味に反復し続けるしかない、だってもうそういうふうに出来上がっているのだから、それで回せるのだからという皮肉といい、軽んじられ使い潰される「個人」といい、この内容でしっかり人間社会を刺し続けているのも好みのストーリーではあった。
ただし、ゲームシステムに関してはチャプター1時点から好きに離れなかった。上記したように、毎回戦闘を繰り返してそれに勝利して終わりまで行けば次のステージに進むということの繰り返しになるのだけれども、このときの戦闘システム(およびそのために行う育成)がずっとネックだった。選択式ノベルゲームに徹してるほうが良くないかとしみじみ思うばかりである。主人公たちが戦って前進していることを意識する必要があるのだろうけれども、その戦闘は自分でちまちま操作するというよりも基本的にオートにして放置、こっちがやることと言えば育成と編成を工夫するくらいのものでしかない。
レベリングして各キャラクターを育成して戦闘して先へ進もうというのがメインのゲーム要素なんだけど、ここがすごいずっとネックで、なんであれば戦闘はオートモードで放置がベターであり。そのくせサクサクステージは進めないから過去のステージで育成のための素材を集めることを繰り返すんだけど、そうなるとそのステージの会話とかもひたすら繰り返すだけで鬱陶しい。お話自体は優しさの勝るストーリーで良いのだけど、そこに意識がいくよりも戦闘の鬱陶しさが勝っていた。しかもそれでするすると進めるということがない箇所も多く、そうなると戦利品目的で過去のステージを繰り返してから育成してやり直すことになるのだけれども、そこで展開するお話はオートでスキップになることもないし、ただ放置していればいい戦闘場面ばかりでもなくて、とにかくそこが鬱陶しい。戦闘がとにかく鬱陶しい!
だから、戦闘システムを設けるにしても毎ステージ必須とかではなくすとか、繰り返し同じステージをやる場合はもっと周回をストレスに感じないようにさせるとか、何か工夫が欲しかったなあと思った。大してゲームとしてやり込んで楽しいわけでもない(いかんせん、オートで放置するのが無難なのだから)。ここで無駄に長くゲームをやることになるので、お話を楽しむよりも鬱陶しさがいつ勝るかみたいなところがある。やり直して足止めを食らっている間に物語に対する鮮度も失せていくこともかなり多い。
結果的にずっと「ながら」でゲームをすることになってしまっていた。とはいえ、PCはゲーム以外の場面を操作すると先に進まなくなってしまう(=自動的に一時停止する)ので、本を読む時間にプレイするみたいなことをするしかなくなってしまっていた。で、そうなると、毎ステージで発生するシナリオもあるので、読書もそのたびにいちいち中断してそこを読むみたいなことをするしかなくて、ゲームにも本にも集中力がろくに保てやしない。周回をする羽目になったときなんかはいちいち手を止めないといけないことのストレスたるやさらにうなぎのぼりであった。
で、ゲームのエンディングのクレジットにしても、どこまでこれが続くのかがまるで分からないし、繰り返してるのかも分からないままひたすら流れていて、仕方がないので戻るボタンを押して終わらせてしまったのだけれども、あれに耐えればよかったのかも分からない。
その後はゲームクリア直前のロードができるくらいで追加されているものもない。主人公の日記みたいなコンテンツがあるのだから、そこに何か追加するとかあってもよさそうなのではと思う。一応、お話自体はクレジット前に大団円をしてはいるのだけれども(チーズの化け物とかは相変わらずいるし、起こったこと自体は何も回復できないながらにウサギたちは解放されて月でおもしろおかしく暮らしていき、自分たちの生活を獲得するのだろうけれども)、妙に締まりがないので困惑するというか。タイトル画面が変わるとかでもあったほうがいいような気がする。
お話が面白いだけにこのストレス部分が残念でした。このストレスを超えるだけの面白さがあるかというと胸を張って言えるほどのものではなく。でも、お話は面白いんだけどっていう……。
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対応言語・スペック
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- 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です