2025年4月24日
ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄
アドベンチャーRPGストラテジーシングルプレイヤー

やりたい放題RPG! 世界のほとんどが海に覆われ、大小の島々で構成されている世界「イヴォワール」。この世界には、人間や獣人、魔物に魔法生物など多種多様な種族が暮らしています。海賊と幽霊船が暴れ回る海を舞台に、死者の魂“ファントム”たちと、死者と心を通じ合わせる少女の「絆」の物語。
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プレイ時間 119時間
おすすめしない
このゲームの一番の問題点は『前作に対する敬意』が全く感じられないということである。それはつまり『前作ファンに対しても敬意を払っていない』ことに他ならない。『前作』の扱いは、せいぜい『参考資料にしてみました!』ぐらいある。果たしてこれを『ファントムブレイブ』と呼んで良いのだろうか?
前作の良かった部分を丸々削ぎ落として『バランス調整してみました!』という『押し付け』がすごい。とにかく『自由』がない。それでもゲームバランスが良いとは思えなかったが。
もちろん良くなった部分もないわけではない。しかし文字数を考慮すると書けないので、申し訳ないが省略させてもらう。
――問題点。
1、とにかくストーリーを進めてほしいという開発陣の押し付けが、遊び方の『自由』を奪ってしまっている。
今作の『キャラメイク』は『キャラを倒せば解放』という前作のシステムとは違い、『ストーリーの進行に応じて解放されていく』。全キャラが解放されるのは第12話辺り。全15話なのでだいぶ後半になる。また前作にあった『拠点で一定の高さに辿り着くとご褒美が貰えるシステム』はない。序盤から『ボトルメール』を仲間にしてアイテム集め、ということができない。今作のボトルメールがアイテム集めに適しているかはまた別の話として。
2、一方で汎用キャラの育成に関しては『それなりに自由』がある。ただし『編成』に関しては半強制的に組み込むことが想定されているであろうキャラが存在する為『自由度』に欠ける。前作に比べて転生に必要な『タマゴ』が入手しやすくなったとはいえ、それなりに貴重であることに代わりはなく、集められるようになるにはそれなりの戦力が必要になる。具体的にはダンジョン50階以降の10の倍数階(60、70、80階等々)で入手しやすい。なお、今作のダンジョンは称号を上書きし続けることで9999階まで増やすことができる。そこまで増やす意味は全くないのだが。
3、転生前提で強化できる汎用キャラに比べ、入手に相当運が絡む『秘伝書』でしか強化できない固有キャラが不遇(主人公含む)。これはディスガイアシリーズにも言えることかもしれない。『秘伝書』には『パッシブアビリティ』か『強力な攻撃スキル』が付与されていて、消費することでキャラクターに覚えさせることができる。最高ランクの『秘伝書』は大体ダンジョンの100階辺りから見かけるようになる。深層に行くほど出やすくなるのかもしれない。一応浅層でも出るには出るらしいのだが、俺は見かけたことはない。ただ星4の『カラドボルグ8レベ』なら手に入れたことがある。商人の「仕入れ」を活用しました。
→はっきり言って『秘伝書を売り出すキャラ』が必要だったと思う。そして『秘伝書』がアイテム欄(最大2000個)を圧迫するため一度手に入れた秘伝書は何度でも使える方式であって欲しかった。あるいは別枠管理にしてほしかった。売っていいものなのか悩むのも面倒。レアな秘伝書はそう簡単に何度も手に入るものではないし、そこまでやり込む気にもならない。なんせ運要素が強すぎる。
4、『魔導合成』の大幅な弱体化。今作ではかなり残念なことに『装備率』が成長しない。大抵の武器は HP10% ATK10% DEF10% INT150% RES150% DEX10% のようにかなり攻撃特化な性能をしている。そのため相当頑張ってキャラクターを育てないと『打たれ弱さ』が改善されない。つまりは前作同様『先手必勝』のゲームバランス。ここだけは前作を踏襲したらしい。そのためSPDの強化手段に乏しい固有キャラはやはり使いにくさが際立ってしまう。公式が仕掛けた罠か。
加えて前作の『魔導合成師』は『技師』に転職しており、前作の『ばあさん』が『魔導合成』を担当している。さすがにばあさんのレベル上げにモチベーションは上がらんぞ……? 技師は技師でレベル上げなくても運用できるし。
5、SPDの強化手段が限られたために『敵のターン』を見ることが増えたため、戦闘のテンポがかなり悪くなった。とりわけダンジョンで称号を強化している最中だと、自軍が1回動く間に敵軍が2回動くみたいなことが起こりがちであり、前作とは逆に『ずっと敵のターン』を見させられる。当然何もできないままやられてしまうキャラも増える。(これにうんざりして、俺は大人しくチートエンジンを使わせてもらいました。それなのにステータスがカンストしてても平気で70万とかダメージを与えてくるの怖すぎるんですけど……)。
一応のアドバイスとして、星3、星4の武器を持っている敵は優先的に倒そう。とりわけ星4剣のスキル『次元斬』は威力が高く、範囲がめちゃめちゃ広いため、パーティ壊滅の危険性が高い。次点としてはハンマー。こちらは単体攻撃だが威力が高め。
6、前作以上に分かりにくい『マスタリー』や『スキル習得』。今作は武器ごとに最大3つまでマスタリーが設定されており、例えば剣であれば『斬撃』『刺突』『元素』。キャラクターが『射撃』や『回復』のスキルを覚えさせていたとしても使用することはできない。とりわけマローネが憶える『キャロル(復活呪文)』も『回復』に属しているため、『キャロル』のことを考えると使える武器が限られてしまう。
またスキルを習得できるのはキャラクターに限られており、前作みたいに『ツボ』に『大地破斬』を移植させたりすることもできない。
スキルを覚えるためには、スキルを覚えている武器を装備して『スキル習得』を行う必要がある。習得できるかどうかはキャラクターレベルとアイテムレベル、それからキャラクターのマスタリーに依存する。今作のマスタリーは使い込むほど成長するので、無理やり上げ続ければ、剣を振るう魔法使いを作ることも不可能ではない。『スキル習得』を考えないなら、装備しているだけで使える。SPが足りていれば、の話だが。
7、場外による割合ダメージというデバフ。前作では『高いところに昇るためにわざと場外に落ちる』という小技が使えたが、今作ではダメージが付く(最大HPの10%~20%ぐらい)。そして今作はかなり吹き飛ばしやすい・吹き飛ばされやすい環境となっており、敵味方共に場外になりやすい。一部敵はわざわざ無効スキルを持っているほどである。
『編成が限られる』という話に戻るが、ここで登場するのが『漁師』である。場外ダメージ無効に加えて、敵を場外にすると〝自分以外の〟味方キャラのHPが10%回復するという『破格』のスキルを持っている。要は漁師を二人用意すれば、全員が回復の恩恵を得られるのである(効果は重複するので、漁師以外のキャラは20%回復する)。回復魔法の存在意義をほとんど失くしていると言っても良い。
加えて漁師は拠点仕事『サルベージ(無料でアイテムが一つもらえる)』にも影響するため、レベルを上げておいて損はない。むしろ優先的に上げる方が良いまである。『浜辺のもの』を装備させるだけで攻撃力が100%上がるという優遇っぷり。開発陣のお気に入りなのだろうか?
8、豊富なアビリティがある一方、敵専用みたいなものも多い。『ダメージを一回無効にする』『死んでも一回は耐える』『周囲のキャラを庇う』『同種族が居るとステータスアップ』等々、こちらの立てた『計画』をことごとく台無しにしてくれるストレスフルな敵があまりに多い。ダンジョンは心をへし折りに来ているとか思えない。
9、ダンジョンで一階進むごとに毎回『中断セーブをしますか?』と訊かれる。普通にステージ攻略中にメニューを呼び出して中断セーブ。で良かっただろ!! いちいちいちいちいちいち聞いてきやがってよ!! すごくテンポが悪くなっている要因の一つ。なんで誰もこの仕様に異議を唱えなかったんだ? ただ10階ごとに『拠点に帰りますか?』と聞かれるのは良い。デフォが「いいえ」なのが地味に面倒だが。
10、『星5の装備』は『星5のダンジョン報酬(80~90階程度を踏破する必要がある)』でしか手に入らない。…………が、そもそも『星5のダンジョンの地図』がなかなか手に入らない。『星5のダンジョンの地図』を手に入れても『報酬はランダム』であり、被る場合がある。そしてよりにもよって星5のアイテムが2種類用意されている武器種もあり、アイテムコンプリートは潔く諦めた方が良い。
11、称号の管理が非常に面倒。マナ稼ぎをする主な手段がアイテムを『マナ変換』することであり、この際称号も一緒に手に入る。ただ称号の所持上限は思っている以上に少なく、恐らく100から150程度。称号を処分するには付け替えの際に一つずつ削除していくか、ダンジョンに上書きしてダンジョンの強化に使うかの二択になる。後者はかなりの戦力がないと上げ損になるため、基本的には削除することになる。これが滅茶苦茶面倒くさい。付け替え→称号を選ぶ→消去するかと聞かれ、はいをえらぶ→以下ループ。なんでまとめて処分させてくれなかったんですかね…………。
12、アイテムを売る際に「値段順」が優先され「入手順」にできない。新しいアイテムを手に入れたがマナ変換して称号を処分するのも面倒だから売ってしまえ、と思いたくなるほど全体的に噛み合っていない仕様なのだが、いちいちジャンルから探し出さなければならない。ドリンクバーを強化し終えると500%の経験値が得られるが、強化には膨大なお金が掛かるため、ドリンクバーを強化し終える前では換金する方が良いように思う。……弱体化された魔導合成に費やすよりかは。
13、今作の『ウリ』みたいに押し出されていた『ガジェット』がマジで使いにくい。自分たちで作れるものは3種類しかなく、それぞれ4つまでしか技を持っていない。攻撃属性が無か炎のどちらかというバランス調整下手過ぎんだろ! と叫びたくなる作り。そして9999まで上げたとしても、性能面に不安が残る。『ファントムキングダム』の戦車みたいに装備で改造もできない。代わりにコンファイン枠を消費しない。――ただしガジェットを使う為には『アプリコ』が必要であり、ここでも編成の不自由さorキャラ使用の押し付けが鬱陶しい。
――思いつく限りだとこんな感じ。『決して楽しめないわけじゃないが、かと言って上手に作られているわけでもない』という評価。『料理の素人が作った目玉焼き』みたいなゲームと言えば伝わるだろうか?
2026/2/212人が参考になった
対応言語・スペック
日本語対応
最低スペック
OS
Windows 10/11
プロセッサー
Intel Core i3-10100
メモリー
4 GB RAM
グラフィック
NVIDIA GeForce GT 1030
DirectX
Version 11
ストレージ
6 GB の空き容量
推奨スペック
OS
Windows 10/11
プロセッサー
Intel Core i5-12400
メモリー
8 GB RAM
グラフィック
NVIDIA GeForce GTX 1650
DirectX