
Believr Pro Wrestling
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やや好評
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プレイ時間 18時間
おすすめ
オススメにはしたが、現状、かなりの部分での「が許容できるのであれば」ということがあってのオススメであることをまず書いておく。
世界中に、国際的なものからローカルのものまでいくつものプロレス団体が存在する架空のユニバースをモチーフとしたプロレス団体運営ゲーム。
このレビューを書いている時点ではゲーム的な要素は少なく、サンドボックスゲームとして捉えた方がいいと思う。(そもそも、サッカーや野球といったスポーツと異なり、プロレスは自分の運営している団体が「何かしらの大きな大会やシーズンで勝つ」ということと直結していないため、ゲーム的な要素は盛り込みにくいかもしれない)
それはゲームを彩るあまたの要素からしてそういったところにフォーカスされていることからもわかる。アーリーアクセスの初期段階でありながら、フォーカスされた要素についてはある程度十分に用意されていることから、やはりそこを見て欲しいのだろう。
例えば、この世界観を楽しむにあたって、プレイヤーは、マッチメイクはもちろんのこと、それぞれの試合の展開の詳細や勝者を決めたり、どれくらいの週にわたって誰と誰をどのような演出を行ってライバル関係に仕立て上げていくか、というストーリーラインを用意することもできるのだ(一部オートでの設定やテンプレートも用意されている)。(そういったプロレスにおける「演出」の是非をここでは問わない。開発者の意図を最大限尊重したい)
また、ゲームに登場するレスラーや団体、本拠地とする都市、団体におけるチャンピオンシップなど、ゲームに登場するさまざまな要素はすべてエディットできるいって過言ではなく、自分の想像力を武器に、「日本の小さな地方都市に誕生したレジェンドレスラーが率いる新興団体」というようなものを作ることも可能だ。
団体の方向性、例えば「エンターテイメント」、「スポーツ的」といったことの中に「プロレス(Puroresu)」があるのも日本人としては嬉しい。
私も早速、「レジェンドレスラーが東京で立ち上げた女子プロ団体で、注目度は高いものの実績はまだまだ。30歳でヒール転向が当たり、34歳を迎えて乗りに乗っている中堅が看板レスラー。」という団体を作った。画像生成を用いてそれぞれの選手画像も思い入れたっぷりに用意した。
レスラーのエディットにあたっては、「グラップリング」や「耐久力」といった基本的なものはもちろんのこと、「カリスマ性」、「マイクパフォーマンスの巧さ」、「エゴ」といったものも用意され、自分の思い描くレスラーはおおよそ再現できると言っていい。フィニッシュムーブも自由に用意出来る(ただし、現状、ゲームとして意味があるかどうかは怪しい)。
そんなこんなで作り上げた私の団体では、ライバル関係に設定した若手の二人はロッカールームでいつもバチバチだし、総合格闘路線の選手もいるものの所属選手が少ないことでマッチメイクにはいつも頭を悩ませている。
自分の想像で補わなければならない部分は多々あるにせよ、これがたまらなく楽しい。そして、こういった楽しみ方に対してゲーム性以上に惹かれるならば、十分に価値のあるタイトルだと思う。
ただし、これは「そうでなければまだ全然いろいろ足りない」ということの証左であり、上記のような自己満足プレイが楽しめなければ、オススメしにくいことは間違いない。
マネジメントゲームとしての要素があまりにも欠落しているのは、「買ってはみたものの、想像となんか違ってた」というミスマッチが起こる可能性のあるもっとも大きな点だろう。
加えて、言語は英語しかなく、日本人にはハードルが高い。
幸い、ゲームの中のテキストは「コピー」できるため、Web翻訳サービスを使えばある程度はカバーでき、私も実際にそれに大いに助けられているのだが、そもそも画面に出てくる情報量が多く、また、試合はリングアナによる実況のテキストで進んでいくため、しっかりと理解して、雰囲気に浸りながらプレイするということにはほど遠いだろう。
UIも、見た目はいいが、スケーリングしても文字が小さい、スケーリングやウインドウ化すると配置が崩れることがあるなど、QoLもまだまだだ。
データベースの扱いも、バグなのか、意図してのものなのかわからないが、デフォルトデータベースを直接いじったものしかゲーム内に反映されず、選択するボックスはあるものの機能していない。
などなど、はっきりと粗い点が目立つ。
おそらく、制作者はかなりプロレスが好きで精通している方々であり、これからのビジョンも明確で、実装されるであろう要素にも期待が持てる。
小さなパブリッシャーだからできること、できないこと、ニッチなジャンルのゲームだからできること、できないこと、開発者もプレイヤーもいろいろと折り合いをつけていくことがこれから先長く続きそうだが、応援の意味も込めて、オススメとして、また、ゆっくりでも構わないので、理想に近づいてくれることを願い、応援していきたい。
プロレスファンの多い日本人が少しでも手にして、開発者の励みになり、日本語化されるようなことになれば、幸せだ。
2026/3/271人が参考になった
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