2021年3月26日
Genesis Noir
アドベンチャーシングルプレイヤー

時空と宇宙を旅するノワール・アドベンチャー。宇宙的存在たちの三角関係がこじれてしまったとき、あなたは嫉妬と傲慢に包まれた男が放った弾丸――またの名を「ビッグバン」――を目にするだろう。広がりゆく宇宙へと飛び込み、万物を破壊する手段を模索し、恋人を救い出せ。
77
Metacritic
非常に好評
批評家スコア
79
Steamレビュー
やや好評
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Steamレビュー
全期間
79%
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直近30日
80%
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プレイ時間 6時間
おすすめ
音楽・ビジュアル・宇宙衒学が織りなす、宇宙創成ともつれあう愛の秘密を探る珠玉の冒険
ニューヨークの片隅を思わせる街角で時計を売る主人公ノー・マン。憧れの歌姫にもらった電話番号にかけると、不穏な気配が。ドアを蹴破り駆けつけると、人気ジャズミュージシャンが放った弾丸「ビッグバン」により彼女が射殺される直前の光景が広がっていた。殺人を止めるため、すべてを呑み込むブラックホールを求めて主人公は時空を駆ける。
クリック・ドラッグして直観的に進めるタイプのアドベンチャー。ゲームプレイ自体はシンプルで、インタラクティブアートとしての側面も強い。操作・アクションに難しいところはなく、誰でもプレイできる。
クリアまでの道のりは一直線で、プレイ時間は5時間程度。エンディングは2種類。アート系ゲームとしてはしっかりしたボリュームで、プレイを終えるまでの5時間、最後まで新しい展開と驚きがあり、新鮮な気持ちで自分は楽しめた。
本作の一番の魅力は、クールでノワールな雰囲気だ。シンプルでハイセンスなビジュアル、アダルトで洒落たジャズ、そして衒学的な宇宙科学が織りなす雰囲気は最高に格好良いとともに、明確には説明されないストーリーを物語る重要な要素となっている。
音楽に乗せてストーリーは時空を越えて次々に進み、思ってもいない展開へ進んでいく。とりわけクライマックスに向けた展開は圧巻で、本当に素晴らしい。
ジャズセッションに参加するような気分で、音楽・ビジュアルに合わせて軽やかに進むストーリーに乗り切れれば、このゲームでしか味わえない没入感ある不思議な体験を得ることができるはず。(逆に、本作の雰囲気によるストーリーテリングが合わなければ、消化不良になるかもしれない)
翻訳・ローカライズは良好で、ゲームの魅力をよく表現できている。
バグはアップデートによりだいぶ改善されている。現時点(2021/5/30)でも少し残っているようで自分も一度進行不能となったが、再起動すれば問題なく再開できたので、大きな問題にはならないだろう。また、白黒で構成されるビジュアル上、画面の明滅表現も激しめなので苦手な人は気を付けてほしい。
最高に格好いい雰囲気の中で繰り広げられる、ビターでとびきりロマンチックな物語は唯一無二だ。
アートメインのゲームだからこそ楽しめる面白さに満ちており、PVを見て気に入った人には、是非買ってほしい。おすすめです。
2021/5/2915人が参考になった
プレイ時間 5時間
おすすめ
いわゆるパズルアドベンチャー。
単純図形、大部分がグレースケールで描かれたハイセンスなアドベンチャーゲームです。
哲学、科学的要素、抽象的描写が多分に含まれており、このゲームの全てを理解しようとすると大変なので、初見はぼんやり、アートとして楽しむのがいいのかなと思います。
パズル要素が含まれていますが、ここまで尖った内容なのに殆どが直感的に理解して解ける難易度に設計されていて大変感心しました。
ただまあアート寄りのアドベンチャーなので好き嫌いはハッキリ分かれそうですね...PVを見て「おっこれは」ってなった人なら間違いなく楽しめる内容になっていると思います。
ただ、物理周りの作り込みがちょっと甘いらしく、詰みバグがちょいちょい入っているのが残念です。自分はクリアまでに二回ほど詰みました。詳細は伏せますが、一つはプレイヤーが吹っ飛んでフィールドの彼方にいってしまい、もう一つは入っちゃいけないとこに入って出られなくなりました。
それを加味しても自分はこのゲーム買いですね。まったく新しい体験をしたい方は是非。
2021/3/3010人が参考になった
プレイ時間 5時間
おすすめ
パズルアドベンチャーの皮をかぶったインタラクティブアートのような作品で、ノワールというジャンルから火薬臭さと男の汗臭さを引き、お洒落な雰囲気だけを煮詰めたようなテイスト。
「哲学や宇宙創成をなぞりながらいろいろな世界を時空を超えて旅して手がかりを集める」という文章だけでは「?」となるかもしれないが、そんな事はどうでもよくなるほどのオシャレさにむせかえるほどに酔っぱらえる。お酒が飲める方ならぜひウイスキーをロックであおりながらプレイしていただきたい。
またインタラクティブアートのようだと冒頭に書いた通り、ゲーム性(謎解き・アクション・駆け引きなど)は皆無に等しく、「ここ自分で動かさないといけない理由あるか?」と思ってしまう所もいくつかあるが、そこは「オシャレさに振り切れたゲームなんだ」という認識にして笑って済ませたい所。
2021/10/46人が参考になった
プレイ時間 5時間
おすすめしない
痴情のもつれから殺害された歌姫を救うべく、一人の男が時空をこえてさまざまな出会いとパズルをこなしていくインタラクティヴ・ノヴェル。
特徴はなんといってもフィルム・ノワールなビジュアルとジャジーなBGM。windosillや Feed the Head(iOS)での知られる Vectorpark やエミール・コールの「ファンタスゴマリー」、オスカー・フィッシンガーの「光の詩」にもビジュアル・ゲームデザイン面でインスピレーションを受けたらしい。
イタロ・カルヴィーノのSF短編「月の距離」(日本ではハヤカワ文庫の『レ・コスミコミケ』に収録されている)に影響を受けたという宇宙論を織り交ぜた独特のストーリーテリングは抽象的かつ難解であり、かなりとっつきづらい。お話を理解するよりは、ビジュアルや音楽を感じる系のゲームに分類されるだろう。
じゃあ肝心のゲーム体験がどうなのかといえば、あんまりおもしろくない。
プレイヤーは基本的にマウスクリックで道中簡単なパズルなどを解いたりギミックを作動させたりしていくのだが、どのステージでもあまり変わり映えがせず、この手の作品に求められる没入感と驚きに乏しい。いちおう導入はミステリ風味であるものの、あまりそういう愉しみも提供してくれない。
脈絡のない小咄未満のなにかを延々見せられていたと思ったらいつのまにかコズミックに完結していた、そんな印象だ。
とはいえ、美点も多い。
先述したビジュアルはこのゲームでしか見られないようなユニークなものだし、skillbard が担当したサントラもよい。特に終盤にボーカルつきで流れる We という曲は透明感があって個人的なフェイバリット。サントラは bandcamp や steam で販売されているほか、spotify などでも配信されている。
日本語訳の出来も上質だ。テキスト量自体はさほどでもないとはいえ専門用語の頻出する翻訳にはかなり苦労したと思われるが、それでも上手くSFっぽく訳されていて全体の雰囲気を崩していない(こういうところに気が利く翻訳は稀少だ)。当てる漢字ひとつとってもある文では「道」ではなく「径(みち)」を選んでいたりとこだわりが垣間見える。
四五時間のアニメーション作品を鑑賞すると割り切れば、さほど不満は憶えずに愉しめるかもしれない。
もっとも四五時間のアニメーション作品であるならあるで、もう少しアイデアが欲しいところではあるけれど……。
2022/1/2412人が参考になった
対応言語・スペック
日本語対応
最低スペック
OS
Windows 10
プロセッサー
AMD / Intel CPU running at 2.6 GHz or higher
メモリー
6 GB RAM
グラフィック
Radeon R9 285 (or equivalent) or GeForce GTX 560Ti or newer
DirectX
Version 12
ストレージ
4 GB の空き容量